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[トライオートETF]自動売買セレクトが下落相場に弱すぎる理由を解説。ライジング・スリーカード・追尾を分析!

トライオートETFの自動売買セレクトで大人気のナスダック100トリプルシリーズ

2018年9月時点で以下3つの商品があります。

  • ナスダック100トリプル_ライジング
  • ナスダック100トリプル_スリーカード
  • ナスダック100トリプル_追尾

SNSを見ているとライジングやスリーカードで運用している人が多い印象ですね。

自動売買は商品を選ぶと当然ですが全て自動で売買してくれます。なので「いくらで買っていくらで売る」こんなことを考える必要がないのが特徴ですね。人間の感情が入るとろくなことがないので…(^^;

上述の3つの商品に限らずですが、自動売買セレクトは上昇局面では驚異的なリターンを得れますが下落局面ではみるみる含み損が増え、さらに金利が発生し、どんどん資産がなくなっていくことを覚えておきましょう。

本ページでは自動売買セレクトが下落相場に弱い理由を解説します。

注文内容を分析していきますが、用語が分からない方はこちらの記事をどうぞ。

関連【トライオートETF】用語解説。エントリー価格,フォロー値,カウンター値ってなに?わかりやすく図解。

ライジング・スリーカード・追尾のロジックを分析

ライジングは2つのロジックで構成

ライジングのイメージ

インヴァスト証券HPより引用

ライジングの注文内容

ライジングは6つの注文、2つのロジックで構成されています。

ナスダック100トリプル_ライジングの注文を見ると、1つ目のロジックが、

  • 売買スタイル:買
  • 利確幅:0.47
  • フォロー値:0.1
  • カウンター値:-0.24

2つ目のロジックが、

  • 売買スタイル:買
  • 利確幅:1.07
  • フォロー値:0.1
  • カウンター値:-0.27

だと分かります。

1つ目のロジックは細かく利益を積み上げ、2つ目のロジックは大きな利益を狙う、要するに上昇局面で威力を発揮するようデザインされています。

利確幅が0.47に対しカウンター値がー0.24、さらに損切り設定なしなので「下落なんて知らない、上昇あるのみ」ということがよく分かります。

スリーカードは3つのロジックで構成

スリーカードのイメージ

インヴァスト証券公式HPより引用

スリーカードの注文内容

スリーカードは9つの注文、3つのロジックで構成されています。

ナスダック100トリプル_スリーカードの注文を見ると、1つ目のロジックが、

  • 売買スタイル:買
  • 利確幅:0.47
  • フォロー値:0.4
  • カウンター値:-0.94

2つ目のロジックが、

  • 売買スタイル:買
  • 利確幅:0.49
  • フォロー値:0.4
  • カウンター値:-1.28

3つ目のロジックが、

  • 売買スタイル:買
  • 利確幅:0.52
  • フォロー値:1.2
  • カウンター値:-2.99

となっていることが分かります。

全ての注文でカウンター値が設定されてるので、上昇局面でしっかり利益を積み上げれるロジックだと分かります。

また、ライジングと違い、全てのロジックで利確幅よりカウンター値が大きく設定されているので、下落局面でのリバウンドでも利益を積み上げれるようデザインされていることが分かります。

しかしライジング同様、損切り設定がされていないので、リバウンドせず一方的に下がると含み損がどんどん膨らんでいくように設計されています。

追尾のロジックは1つだけ

追尾のイメージ

インヴァスト証券公式HPより引用

追尾の注文内容

追尾は8つの注文で構成されており、ロジックは1つしかないので分かりやすいですね。

  • 売買スタイル:買
  • 利確幅:0.28
  • フォロー値:1.99
  • カウンター値:-0.28

ライジングやスリーカードと同様、追尾も買いのみとなります。

そして利確幅0.28に対して、カウンター値はー0.28なので、例えばNo.1の注文の場合、

  • 72.63で購入
  • 72.91(72.63+0.28)で売却
  • 72.63(72.91ー0.28)に落ちてきらた再度購入

こんな流れになります。

よって揉み合い相場で利益が積みあがるようにデザインされています。フォロー値も設定されていますので、上昇局面でも利益は積みあがりますが、ライジング、スリーカードと比較すると、フォロー値が大きいため、上昇局面でのパフォーマンスはあまりよくないですね。

こちらも損切り設定がされていないため、下落時は含み損がどんどん増えていきます。

ライジング・スリーカード・追尾と3つの注文をよく見ると、全て下落局面での対策がされていないことがお分かり頂けたと思います。

追い打ちをかける金利について

下落相場に弱いことは分かったけど、それ相応の資金を入れておくので大丈夫!

と考えるかも分かりません。

そこで忘れてはいけないのが金利の存在ですね。

「0.9%+Libor」となりますが、毎日積み重なると大きな金額となります。

実際の金利計算方法はこちらの記事で確認して欲しいのですが、ぼくのように少額運用でも1ヶ月1,000円程度の金利が発生しています。

関連[トライオートETF]ナスダック100トリプルの金利を計算。長期保有は不向き!

含み損は消えないし毎日金利でじわじわ資産が減っていく…これは精神衛生上とても良くないので、下落時は思い切って損切りする勇気が必要です。

リスクヘッジが大事

ここまで読むと、トライオートETFはやらない方がいいのでは…?と感じるかもしれませんが、上昇局面では誰でも簡単にめちゃくちゃ利益を稼げるのでやらないのはもったいないです。

ぼくも実績公開していますが約2ヶ月で20%以上資産が増えています。

なのでリスクヘッジをしてしっかり資金コントロールをすればめちゃくちゃ強力な武器となります。

リスクヘッジ方法は、

  1. トライオートETFで注文をカスタマイズしてリスクヘッジ
  2. 別商品でリスクヘッジ

の2つ存在します。

「トライオートETFで注文をカスタマイズしてリスクヘッジ」に関してはある程度の知識や経験がないと難しいと思います。

例えば、

  • フォロー値を削除して上値を追わなくする
  • 損切り設定する
  • マニュアルで売り注文を入れる

こんな風にリスクヘッジをすることは可能ですが、難しそうですよね(>_<)

なので、個人的には「別商品でリスクヘッジ」をおすすめします。

例えば、トライオートETFと同じくインヴァスト証券が提供している「トライオートFX」でリスクヘッジもありだと思います。

例えば、マネースクエアの「トラリピ」でリスクヘッジもありです。

両方ともぼくは運用しているのでおすすめしていますが、他の商品で素晴らしいものがあるかもしれません。

ぼくとしては、

  • ライジングで一気に稼いで、稼いだお金は出金して別商品の運用に回す
  • 含み損が膨らんだ場合は損切りして休憩

こんな風に向き合っていけばめちゃくちゃ素晴らしい商品だと考えています(^^)/

驚異の収益率で注目!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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