長期投資でよく耳にする”複利効果”
複利効果で凄い曲線を描いて資産が伸びていく図を目にしたことはありますでしょうか。
複利運用は長期投資では間違いなく取り入れるべき手法だと管理人も考えています。
「だけど”トラリピ”で複利運用ってどうしたらいいの?」
「トラリピって最初にレンジとトラップ本数を決めたら、あとはほったらかしじゃないの?」
と疑問を持つと思います。
管理人もトラリピでの複利運用はイマイチぴんときていませんでした。
本ページではトラリピでの複利運用について管理人なりの手法を解説しますので参考にしてみてください。
トラリピとは?という方はこちらの記事をご参考ください!
関連【驚異の勝率】トラリピとは?負けないレンジ設定で最強の投資。体感したメリット・デメリットを解説【FX自動売買】
複利効果とは
複利効果とは、運用で得た収益をふたたび投資することで、いわば、利息が利息を生んでふくらんでいく効果のことです。
引用元:マネックス証券公式HP
複利運用とはこの複利効果を活かすように運用しましょうということです。稼いだ収益を再度投資に回してどんどん資金を増やしていくことを目的とした運用です。利益が雪だるま式に増えていくので、ハマればとても気持ちいいですね(^^)
複利運用について図にまとめてみました。
複利なしの場合↓↓
複利ありだと・・・↓↓
利益(青)が利益(黄)を生んでいることが分かります。
最後に、複利効果を長期間続けるとどのくらいの差が出るかが分かるグラフ↓↓
複利ありの場合、ある年数を経過すると急激に右肩上がりになることが確認できます。それに比べて複利なしの場合は緩やかな右肩あがりです。20年後を見ると歴然とした差が出てきます。
これが複利の力です。
なので投資を始める年齢が若ければ若いほど複利の恩恵を受けれる可能性が高いということが分かると思います。
ではこの考えをトラリピにあてはめると、どのような運用になるか解説します。
管理人流、トラリピで複利を活かす方法を解説
結論としては、儲けたお金を元本とし、トラップを増やしていく。ということです。
ここで重要な要素が
「どれくらい儲けたらトラップを増やすのか」
ということです。
管理人は加ドル/円で運用していますが、目安としては
- 買いトラップの場合、史上最安値
- 売りトラップの場合、史上最高値
を参考にします。※めちゃくちゃ重要なのでご自身の運用通貨の史上最高値、最安値は必ず把握しておきましょう。
加ドル/円の2,000年以降の最高値は125円台、最安値は68円台です。
買いトラップを仕掛ける場合は68円まで下落してもロスカットされない金額、
売りトラップを仕掛ける場合は125円まで上昇してもロスカットされない金額を稼いだら1本仕掛けます。
2018年11月時点では85~86円あたりをうろちょろしています。仮に85円に新たに買いトラップを1本(1,000通貨)仕掛けるとすると、いくら利益を稼いだタイミングで仕掛けるのかを計算してみましょう。
ここで登場するのがらくトラ運用試算表。※めちゃくちゃ便利な神ツールですが、利用するには口座開設が必要です
トラリピに限らずFXに取り組むのであればリスク管理をする上で必須ツールとも言えます。
管理人が基準とする数値は上述した通り、買いトラップの場合は史上最安値の68円。
85円に1本(1,000通貨)買いトラップを仕掛けた時、68円になってもロスカットされないようにするための資金量を算出します↓↓
資金20,000円だと85円に1,000通貨購入した場合、ロスカット値は68.40円。なかなかいい感じですね(^^)/
同じく20,000円で80円と89円で購入した場合のロスカット値を確認すると、それぞれ63.20円と72.56円↓↓
これもまたいい感じ(^^)/
なので管理人としては80円台では2万円利益を得たタイミングで1本買いトラップを仕掛けることで複利運用が実現できると考えます。
以上がトラリピでの複利運用の基本的な考え方となります。
参考までに70円台および90円台の場合、管理人だったらいくら儲かったら仕掛けるのかの参考値を記載しておきます。
買いトラップ(1本1,000通貨)70円台 | 10,000円 |
80円台 | 20,000円 |
90円台 | 30,000円 |
次に売りトラップの場合の参考値も記載しておきます。売りトラップの場合は125円まで上昇してもロスカットされない値ですね。
売りトラップ(1本1,000通貨)90円台 | 35,000円 |
100円台 | 25,000円 |
110円台 | 15,000円 |
2,000通貨の場合は×2倍の金額、1万通貨の場合は×10倍の金額の利益を得た際に設定すればロスカット値は同様です。
トラップはどこに仕掛けるのか?
管理人の設定例にてご紹介します。
管理人はトラップ幅は0.1円刻みを目標としています。
レンジは史上最安値の68円~史上最高値の125円までカバーすることを目標としています。
1本あたりの通貨量については「1,000通貨~上限なし」です。
しかし現状はこのように仕掛けています。
- レンジ:80~88円
- トラップ幅:0.2円
- 通貨量:1,000通貨
レンジは狭く、トラップ幅は0.2円刻みで広いので、まずは0.1円刻みとなるようにトラップを追加していきます。
図にするとこんな感じ↓↓↓
図の通り、トラップ(青)とトラップ(青)の間にトラップ(赤)を追加してきます。これで部分的に0.1円刻みが出来上がります。
そして、敷き詰めが完了すると今度は1,000通貨と同価格に追加で1,000通貨のトラップを仕掛けます。要するに同じ価格で1,000通貨と1,000通貨の2本の注文が存在し、合計2,000通貨の注文となるようにします。
仮に80円~88円のレンジを外れた際はレンジを広げることを最優先します。
これを続けていくことにより、どんどん網の目が細かく太く広がり、より大きな利益が稼げるようになると考えています。
トラリピでの複利運用はまだまだ考察の余地あり!
ここまで解説してきましたが、まだまだ改良の余地はあると思います。
「そもそも1通貨だけの運用で良いのか?」
「仮にレンジから外れた場合はどうするのか?」
「上記だとリスクヘッジが弱いのではないか?」
などなど解決すべき課題は山ほどあります。
とはいえ数年はレンジ内での動きになると予想していますのでしっかり収益をあげれることでしょう。
是非あなたも超優秀なトラリピで資産運用をして大きな資産を築きましょう。
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管理人の資産状況を確認するためには
様々な資産運用に手を出していますが、TOTALは結局どうなの?というのはこちらの記事でまとめてますのでご参考ください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。